
フリーランスって自由そうだけど、実際どうなの?

会社員と何が違うの?
フリーランスを考えるときにみなさん必ず思いますよね。
この記事では、私が実際に経験した働き方を例にしながら、フリーランスのメリット・デメリットを「働き方の違い」という視点でまとめています。
同じ仕事でも、働き方が変わると自由度・責任・ストレスが変わる
私は日本語教師で複数の働き方で経験してきました。
- スクール勤務(会社所属)
- スクール勤務(業務委託)
- オンライン個人契約
- マッチングサイト経由のオンライン
メインの仕事内容は共通の「日本語を教えること」でした。
でも同じ業務でも、働き方によって働きやすさがまったく変わります。
- 自由度
- 責任
- 収入の安定性
- 人間関係の距離感
この変化で強く感じたのは、フリーランスの最大のメリットは自由さではなく、選べることでした。
スクール勤務のメリット・デメリット
スクール勤務の共通メリット・デメリット|会社所属・業務委託
通勤で寄り道ができる楽しさや満員電車の疲労、オフィスでのコミュニケーションの有無などはどちらも同じです。
他にもオフィスで仕事をするメリットはたくさんあります。
- 相談できる人が近くにいる安心感
生徒対応や授業の悩みをすぐに共有できる環境がある。
私の場合は、迷った時には周囲の働き方をすぐに見て真似しやすいのが一番のメリットでした。 - 相手の反応が読み取りやすい
全身の身振りや持ち物など含め非言語情報が多く、コミュニケーションが取りやすい。 - オンオフの切り替えがしやすい
職場に行くことで気持ちが切り替わり、ワークライフバランスが整う。
スクール勤務のメリット・デメリット(会社所属)
フリーランスの前に、会社所属のメリット・デメリットを再確認してみましょう。
会社員ではメインの授業以外にも、組織の一員としての役割やコミュニケーションが求められます。
会社所属のメリット
- 昇進やポジションを目指しやすい
チームリーダー、カリキュラム担当、企画担当など、将来的な役割を目標にしやすい。 - 企画を自分発信で動かしやすい
新しい授業案やイベントなど、会社のリソースを使って形にできる。 - 他部署とのつながりを作りやすい
事務・営業・企画など、他部署と協力する機会が多く、組織内での人脈が広がる。
会社所属のデメリット
- したい仕事が必ずしもできない
担当クラス・教材・カリキュラムは会社側の都合で決まるため、 自分のやりたい授業スタイルを自由に反映しづらい。 - 急に仕事が降ってくる
会議・雑務・追加授業など、予定外の業務が突然入ることがある。イベントがあれば休日出勤などルール上断れない場合もある。 - 忖度が求められる場面が多い
上司・同僚との人間関係を円滑にするためのコミュニケーションが仕事の一部になる。
スクール勤務のメリット・デメリット(業務委託)
同じスクール勤務でも、業務委託は組織から一歩離れているので、会社員的な負荷は少なめです。
業務委託のメリット
- 会社員ほどの拘束がない
飲み会強制・部署間の忖度・雑務などがほぼない。 - 授業に集中できる
組織の雑務が少なく、担当授業に専念しやすい。業務に関係のない対外イベントは参加不要。 - 人間関係の距離が適度
業務を円滑に進めるだけなら必要なコミュニケーションが少なく済み、精神的負担が少ない。 - 働く曜日を調整しやすい場合がある
スクールによっては、レギュラー授業の曜日を相談できることもある。
業務委託のデメリット
- 収入が固定されないことがある
授業数が減るとそのまま収入が減る。 - 会社所属ほどのサポートがない
会社とのトラブル時に自分で判断する場面が増える。 - 働く時間はある程度固定される
レギュラー授業は決まっていることが多いため、完全自由ではない。 - 価格設定はスクール側
自分で単価を決められないため、収入の上限はある。
オンライン個人契約のメリット・デメリット
オンライン個人契約は、フリーランスの中でも最も自由度が高い働き方でした。
その一方で、すべてを自分で決める必要があり、責任の重さも最大です。
オンライン個人契約のメリット
- レッスン料・曜日・内容をすべて自分で決められる
働き方の自由度が圧倒的に高い。先に予約が入っていなければ、急に休暇を取ることもできる。 - 生徒との距離が近く、信頼関係が深まりやすい
個人契約ならではの関係性が生まれる。 - 自分の強みをそのままレッスンに反映できる
教材・進め方・テーマなどを自由に設計できる。 - PDCAを自分で回せる楽しさ
改善がすぐ反映されるため、成長を実感しやすい。
オンライン個人契約のデメリット
- 集客が難しい
ホームページ・SNS・チラシなど、すべて自分で行わなければいけない。 - クレーム対応や相談もすべて自分
サポートがないため、精神的負荷が大きい。詐欺などのトラブルも自分で気をつける必要がある。 - 責任が重い
料金設定・契約内容・トラブル対応など、判断のすべてが自分に返ってくる。アクセスしてもらうために、サイトを常にアクティブに保たなければいけない。
オンライン・マッチングサイトのメリット・デメリット
オンライン・マッチングサイトのメリット・デメリット(集客の土台がある働き方)
オンライン・マッチングサイトは、個人契約よりも集客のハードルが低く、フリーランス初心者でも始めやすい働き方でした。
ただし、プラットフォームのルールに従う必要があり、自由度は個人契約より低めです。
マッチングサイトのメリット
- 自分で集客しなくても生徒候補がいる
プラットフォームに登録するだけで依頼が届きやすい。 - プロフィールで差別化しやすい
検索されやすく、見つけてもらいやすい。 - プロモーションをしてくれる場合がある
無料~安価で実施してくれる。個人で広告を出す必要がないので楽。 - キャンセル料の管理を代行してくれることもある
トラブル対応の負担が減る。
マッチングサイトのデメリット
- プラットフォーム利用料がかかる
収入の一部が手数料として引かれる。 - ランキング制度に左右される
検索上位に出るかどうかで依頼量が大きく変わる。評価システムが不透明なことがあるのでサイトのランキング制度をよく観察しなければならない。 - 依頼の見極めは自分で行う必要がある
詐欺や無理な依頼を避ける判断力が必要。
フリーランスのメリットは“働き方を選べること”に尽きる
フリーランスのメリットは「自由」と言われますが、「仕事に求める自由度」は人によって違うものですよね。
私にとっては、一人で好きな業務だけに集中できる環境を作る事!
それをどうやって見つけるかを自分で選べることこそが、フリーランス最大のメリットでした。
メリット①:働く相手を選べる
会社員では、チームの状況や会社の体制に合わせて動く必要があります。
一方で、業務委託やオンライン個人契約では、受ける依頼を自分で選べます。
「この人とは長く続けられそう」「この条件なら無理なく働ける」など、自分の基準で仕事を選べることは、精神的な負担を大きく減らしてくれました。
メリット②:働く時間と場所を自分で決められる
スクール所属では、決まった曜日・時間に授業があり、生活リズムはある程度固定されます。
しかし、オンライン個人契約やマッチングサイトでは、レッスンの曜日や時間を自分で設定できます。
「午前中は授業、午後は自分の勉強」「平日は少なめにして週末にまとめて働く」など、その時々の生活に合わせて働き方を調整できるのは大きなメリットでした。
メリット③:人間関係のストレスが減る
スクール勤務は相談しやすい環境がある一方で、常に人がいる空間で働くため、気を使う場面も多くあります。
オンラインの働き方では、必要なコミュニケーションだけを丁寧に行えばよく、余計な人間関係のストレスがほぼなくなると感じました。
「仕事のための人間関係」ではなく、「仕事そのもの」に集中できるのは、オンラインで働くフリーランスならではのメリットです。
メリット④:自分の強みを仕事に反映しやすい
スクールに所属している場合は、カリキュラムや教材が決まっていることが多く、自由度は限られます。
しかし、個人契約ではレッスン内容を自分で作れるため、得意な教え方や経験をそのまま活かせます。
「こういう教え方の方が生徒さんに合うかも」と思ったら、すぐに試せる。
自分の強みをそのまま価値にできる働き方は、フリーランスの大きな魅力でした。
フリーランスのデメリットは“全部自分に返ってくること”
自由度が高い働き方には、必ず「責任」がセットでついてきます。
フリーランスのデメリットは「すべて自分でどうにかしないといけない」責任感の一言に尽きると感じました。
デメリット①:収入が安定しない
スクール所属では、決まった授業があり収入は比較的安定します。業務委託でレギュラーレッスンがない場合も所属先のスクールが優先的に生徒を斡旋してくれるなど、安心感があります。
しかし、個人契約やマッチングサイトでは、依頼が来ない時期もあります。
また、病気や災害などで働けない日が続くと、そのまま収入がゼロになるのはフリーランス特有の不安でした。
デメリット②:責任が重い
個人契約では、レッスン内容・料金設定・クレーム対応など、すべて自分で判断します。
マッチングサイトでも、依頼の見極めやトラブル対応は基本的に自分です。
特にオンラインの仕事では、相手の素性が見えにくいぶん、依頼内容の見極めが重要になります。
無理な依頼やトラブルにつながりそうな案件は、早めに線を引く必要がありました。
詐欺メッセージが多いことは悩みの種です。
フリーランスは、自分の身を守る判断力が欠かせません。
デメリット③:孤独になりやすい
スクール勤務では、同僚やスタッフと話す機会が自然とあります。
しかし、オンライン中心の働き方では、1日中誰とも話さない日もあります。
社会と繋がっている感覚が弱くなり、不安を感じることも多々あります。
働き方を比較して見えた、フリーランスの本質
複数の働き方を経験してみて感じたのは、フリーランスは「自由であること」よりも「選択できること」が本質だということです。
- 働く相手を選べる
- 働く時間を選べる
- 働く場所を選べる
- 責任の範囲を選べる
この「選べる」という感覚が、自分にとっては会社員よりも心地よく、働きやすさにつながっていました。
まとめ|働き方を選べるのがフリーランス最大のメリット
同じ仕事でも、働き方が変わるだけで働きやすさは大きく変わります。
その違いを自分で選べることこそが、フリーランスの最大の魅力でした。
自由度・責任・収入の波・人間関係の距離感。
どれをどの程度許容できるかは人それぞれですが、働き方を変えることで「自分に合う働き方」は必ず見つかります。
これからフリーランスを目指す人や、働き方を変えたい人にとって、今回の内容が判断材料になれば嬉しいです。
